kotaro-tsukaのブログ

社会の構造によってつくられる誰かのいたみ・生きづらさなどに怒りを抱き、はじめました。「一人ひとりの一見平凡に見える人にも、それぞれ耳を傾け、また心を轟かすような歴史があるのである」(宮本常一)をモットーに、ひとりひとりの声をきちんと聴き、行動できる人になりたいです。このブログでは主に社会問題などについて考えることを書いていく予定です。

ワクチン接種と副反応悶絶を終え、ワクチン陰謀論について思うこと

つい先日コロナのワクチン接種二回目を終え、盛大に副反応を経験してきました。

その経験をしたことを含めて、いわゆるワクチン陰謀論について思うことがあったので書いておきたいと思います。

 

結論から先に言っておくと、ワクチン陰謀論を否定した書きぶりになりますが、正直そのあたりは確固たる証拠がない(おそらく陰謀の主催者?でない限り)と言えばないので、「わからないけどさぁ…」という私の印象論みたいな感じとなっていますことをお許しください。

で、このことはつまり、私もワクチンを積極的に推奨できる立場にいないですし、どちらかを「説得」しようとしているわけでもないので、そのあたりも悪しからずでお願いします。

 

 

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「いらすとや」より

 

 

 

ワクチンの副反応について

さて、まずはじめにワクチン接種後の私の副反応について書かせていただくと、二回目接種当日は接種箇所やその周辺に痛みがあった程度で思ったより元気に過ごすことができました。

しかし次の日になると、全身の筋肉痛(特に足)があり、また37.6度と少し熱が出てきてしまいます…その程度で副反応は収まるだろうと思いつつ(願いも半分)24時間後には38.3度まで熱が上がり、頭痛までするようになってしまったのです。。



8度以上の熱が出たのは何年ぶりだろうか…とちょっと驚きつつ、なかなか熱は下がってくれず…さすがにきつかったので市販の解熱剤を飲みました。



解熱剤を飲むと身体の痛みはだいぶなくなってくれて一安心だったのですが、熱は8度台キープのままで、とにかくこれが早く終わることをひたすら願って早めに睡眠をとります。



次の日(3日目)になると熱はなんとか引いてくれていましたが、身体の疲れのようなものがあり(筋肉痛のあとだからかな?)、また接種箇所とその脇に痛みがあり、私の場合、4日目にしてほぼ元の状態に戻ることができたという感じでした。



私の周囲では9度とか40度とかまで熱が上がったという人もいて、ほぼ何も副反応もないという人もいて…人によってだいぶ違うのだなぁと改めて感じたのでした。



さて、ここからが本題です。

どうやらワクチン陰謀論には様々あるようですが、私が目に耳にしてきたのは

コロナワクチンは前代未聞の治験が行われたものであり、ワクチンによる人口削減の必要性の主張がされてもいる

ワクチンでマイクロチップが体内に入れられ闇の政府に監視される

系のものでした。

繰り返しになりますが、これが「絶対にない」ということの証拠を私は持っていないので、結論は「わからない」となります。

が、「わからないけどさ…」について書いていこうと思います。



「コロナワクチンは前代未聞の治験が行われたものであり、ワクチンによる人口削減の必要性の主張がされてもいる」の件part1

 

早速①ですが「前代未聞の治験」についてですが、公のサイトを見るとコロナワクチンとして使用されているmRNAワクチンというものは体内に入った後に分解されるものであり、治験もしているというようなことが確かに書かれています。

でも、これも専門家でない限り「本当かどうかはわからない」ですよね。



ただ、このワクチンの仕組みについては宮坂先生という方の以下の動画

www.youtube.com

で詳しく話されていたので(私には難しくて結局全然わからなかったですが笑)科学的な説明がしっかりされている=「無理に作った論理」で取って付けたような説明がされているわけではない、ということは理解できるような気がします。



そのため、「前代未聞」かどうかは少しあやしい気がします。

もちろん、ワクチンを作るには数年かかると言われているようなので、スピードが早すぎるため大丈夫なのか…と思う気持ちも全くないかと言われれば嘘になります。

ただ、それだけの大ピンチが世界的に起こっているということであり、世界中の優秀な専門家・科学者が結集すれば、こういう偉業?も成し遂げられるということかもしれません。

そのことを「否定」できる証拠もないように私は思っています。

したがって、どちらの世界を見るか、信じるかということになるのかなと、ここまでに関してはそう思います。



「コロナワクチンは前代未聞の治験が行われたものであり、ワクチンによる人口削減の必要性の主張がされてもいる」の件part2

続いて①の「ワクチンによる人口削減」についてですが、これも上記のように「本当に大丈夫なの?」という疑問がついて回る限り、その可能性を考えてしまうのもわかるような気がします。

ハッキリ申し上げて、肝心な公(国・政府)が信用できないということがそれを助長していると思い、この可能性に脅える人がいるのは、民意を反映してこなかった、また「安心して生きていけない」世の中にしてきてしまった国づくりの問題が大いにあると私は思っています。

正直、私もワクチンはできれば打ちたくないと思っていたので、この不信感と掛け合わされば、陰謀論を唱える側になっていたかもしれません(0ではないという程度の可能性ですが)。



で、ワクチン接種をしてもらっていて考えたのが、ワクチンを接種する医療従事者系のほとんどはおそらくワクチンを接種していますよね。

それが「強制」だった可能性ももちろんあるのですが、ポイントはそこではなく、医療従事者の多くが数年後にワクチンで死んでしまったら、誰が得するのでしょうか?

闇の政府でしょうか?

彼らはさすがに不老不死ではないと思うので、いつか死にますし、病気にもなるし事故やケガなどもするかと思います。

その時に医療従事者が不足する可能性を選びますかね?



やったことないですが、よくまちづくりのゲームとかありますよね。

私はあれをやるとなったら、まず間違いなくしっかりした(ハードもソフトも)病院を建設すると思います。

その方が安心して長く健康に暮らせると思うからです。



なので「人口削減」を本当にするのであれば、違う方法が選ばれるかと思うというのが私の考えです。

違う方法というのは(書くのも最高にいやですが違う方法を言ってみろよと言われたりしかねないので)エリアで狙うとか、世代で狙うとかということになるでしょうか。

そう書くと「ワクチンは高齢者を優先にしていたので世代で狙っているじゃないか」と言われるかなと思いますが、それをどんどん引き下げていく説明が必要になるかと思います。

「子ども以外みんな削減するんだ」と言うのであれば、子どもだけでどうやって生きていくのでしょうか。

子どもが「子ども以外みんな削減」を主体となってやっているのであれば、本当にそういう可能性もあるのかもしれませんが、さすがに超天才でないとワクチン開発は難しいでしょうし、それをこれだけ世界に回す交渉術?も少し厳しいかと思います。



仮に本当にワクチンによって数年後に接種者が亡くなったとしたら、闇の人たちが真っ先に困ると思うので、その陰謀論を説く、あるいは信じてやまない場合には、そうまでしてそれを行う納得できる理由を説明できた方がいいと思います。

パッと浮かぶのは世界を征服するためとかでしょうかね。

また、闇の世界の中に医者もいるということなのですかね。

でも、だとしたらあまりに疑われすぎだし、人数も限られているのでゴミ出しとか浄水の管理とか、そういう人があまり進んでしない(エッセンシャルワーカーのみなさまに改めて感謝です)仕事もそのメンバーの中でしないといけないですよね。

階層でもある感じでしょうか。階層の下の人は告発しそうですが、それもできないほど支配されているということなのでしょうかね。

私が想像できるのはこのくらいです。

でも納得のいく説明ができていない気が私自身していてもやもやします。

納得できる理由を説明できれば、その陰謀論の支持者も増えるかと思いますが、私にはちょっとこれが限界であり、よく「わからない」という回答になりそうです。



「ワクチンでマイクロチップが体内に入れられ闇の政府に監視される」について

続いて②「マイクロチップが入れられて監視される」についてですが、これは確かにあり得るのかもしれませんね。

今は本当技術が進みに進んでいるので、「あり得ない…」ということが知らないところでたくさん起こっているというのは多くあることです。



いずれ本当に、体内にマイクロチップ的なものをいれて、自分の内臓の状態や血液の状態などを管理するものなども出てくるのかもしれません。

それをワクチンに混ぜて、知らない間にしてしまって、何年かあとに「実はね…」ということもなくはないのかもしれません。

このことは私には「わからない」としか言えないのですが、でも、そもそも論、私たちはすでに監視されている存在であると私は思っておりまして(マイナンバーなどもそうですし政府への不信は私は募るばかりです)…たとえばスマホなんかがそれにあたります。

スマホ脳』という本を読まれたことがあるでしょうか。

 

 

詳細はここでは書きませんが、私たちがデジタル機器、中でもスマホSNSにどれだけすでに管理・監視されているかについて書かれたおもしろい本ですので、よろしければ読んでみてください。



位置情報で自分がどこにいるかもわかるし、自分の検索履歴で好きなコンテンツをすぐに出されたりするし…もうこれはふつうに監視されているのとほぼ一緒です。



何が言いたいかというと、すでにほぼ監視されているのに(監視を肯定・正当化する意味ではないです)わざわざワクチンを打って監視するシステムを作る必要性がそんなにあるのでしょうか?ということです。



またマイクロチップという点ではそれは優れた方法であるかと思いますが、私はスマホで監視する方法の方が優れていると思います。

なぜなら、スマホにはそれをあまり思わせないで「必要不可欠」なものとして多くの人に思わせ、わざわざ自ら足を運んでまで入手させて、私たちの日常生活に忍び込ませているからです(言い方悪いですが)。

その方が巧妙ではないでしょうか?



ワクチンは陰謀論ではなくても、打ちたくない人はいます。

私ももれなく打ちたくない人だったので、もしもっと早い時期に落ち着いていれば打たないでいたかと思います。

 

で、打ちに行ってみて思いましたが、(打ってくれた方々には申し訳ありませんが…)わざわざ足を運んで、いろいろ聞かれ待たされて…打った後もアナフィラキシーが起こらないかと15分間座らされて…ということが待っているわけでして、はっきり言って、ワクチンの効果を信じてない、あるいは陰謀と捉える人にとっては、そもそもが無駄な時間・労力と思わせるに違いないシステムになっているものです。そのあとの反応もしんどいだけですし…。

 

それに体質?的に打てない人もいるようですよね。

スマホはそういうのありますかね?持てない人って(心臓系のご病気の方などはそうなのかもですが)いるのでしょうか?



さらに言えば、もし仮に闇の政府等が私たちを監視したいのであれば、陰謀論を唱える人たちの方も監視したくないでしょうか?

なぜなら、陰謀論を唱える人たちは一定数は「信者」として「信じ込ませやすい」人たちですが、宗派があり宗教戦争のようなことが起こってしまっているように、見方によっては(いずれ)「敵」となる可能性が高い人たちなはずです。



世界を征服しようとする人たちが、その可能性を考えないわけないでしょうから、ワクチンで監視しておきたいリストの上位にいるはずの陰謀論者内の人たちを、ワクチン接種から遠ざけておいて、どう監視するのでしょうか。

それが無策なのが気になります。

もちろん、人口削減を終えた後に何か別の方法を考えているのかもしれませんし、対立が起こらないような何かが考えられているのかもしれません。

残念ながら、私はその「何か」を思い描けるほど能力がないため、結局「わからない」で終わるのですが、ひとつ思い描くとしたら武力行使などの穏やかでない方法となるでしょうか。

そうだとして、陰謀論が正しく、仮に生き残った人たちにお聞きしたいのは、そんな世界に生き残って大丈夫ですか?ということです。



武力行使がされる場合、犠牲になるのは力のない人です。

陰謀論を積極的に唱えて支持を得ている人らは、生き残った後も大丈夫なのかもしれませんが、支持をしている人たちに安全が保障されているとは私には思えません。

なので、その点は気を付けていた方がいいのかと思われます。



長々と書いてきました。

このようなテーマについて書く日が来るとは正直思ってもいませんでしたが、私にも陰謀論について教えてくれ(親切心で)、ワクチン接種を考え直した方がいいのでは?と言ってくれた大切な人がいたため、こうして書かせていただいた次第です。

その情報をいただいてからは正直複雑な気持ちもありましたが、私がその方のことを大切に思う気持ちに変わりはありません。

関係性等から考えても、そうしたことを話せること自体が信頼関係にある証と理解しているためです。

 

繰り返しますが、陰謀論については、それが正しいかどうかは私には「わかりません」。

ですが、不安や不確かさ、不信感があって成り立つ部分があることは、今回実際に接種してみて考えたことで感じるに至っています。それは日常に潜んでいるものと思うので、私もいつそちら側の人間になるかなんて正直わかりませんし、誰もがそのリスクを持っているかとは思います。

最後にこのことについて少し書こうと思います。

 

不安や不確かさ、不信感とともに

誰もが陰謀論を信じる側になる可能性があると考えた上で言いたいのは、「不安」というのは実は大事な気持ちであるということです。

不安は命の危機を避けるために必要なものだと思うためです。

「なんかここにいても私大丈夫かな…」という不安は、その場にいたら身の危険(自分が傷つくとか)が迫るかもしれないから生まれますし、「うまくできるだろうか…」という不安は、うまくできなかったときに仲間外れにされてしまうとか、自分が傷つけられる(傷つく)とかいう可能性があるから生まれます。

だから、身を守るためには必要なものです。



しかし、不安は一方で判断をあやまらせたり、増幅させてしまい見境がなくなってしまうこともあります。

先の例で言えば、「うまくいく」かもしれないのに、不安に支配されてその場から去っていたら「あなたの力を見誤った」ということになります。

「ここにいても大丈夫かな…」は、「何あの音?」とか「後ろに何か得体のしれないものがいるような気がする」とかというように、不安を増幅させていきます。



なので、不安は大切なものでありますが、それに支配されないように気を付ける必要があるものです。

「別に自分は不安に支配なんかされてないし」という顔をして、不安を隠すこともできるので、それは気を付けてほしいなと思います。

まずは、不安をきちんと認めてあげること、不安でいてもいいと嘘でも自分に言葉をかけてあげてほしいなと私は思います。

でもそこにいる不安によって見誤ることがないように、そこにいろいろな別なものをくっつけないように点検する。

その作業を一緒にしてくれる存在(友人、家族、専門家、尊敬する人―すでにこの世にいない人を含めなど)を持つことが大切なのかと思います。

不確かさも不確かなままをよしとしてみること。

不信感に対しては、信頼できる姿とは何か定義を作り、それを周りと話し合うこと。

もし政府への不信感がぬぐえない場合には選挙に行くのはもちろん、アクションを起こしているたくさんの人たちと連帯する。

そういうことが大切かと思います。



これだけは言っておきたいこと「選民思想は危険」です

 

最後の最後に、陰謀論を唱える方、支持する方の多くに散見されるように感じるものとして「選民思想」があると思われますので一言言っておきます。

これは断言しますが、選民思想は危険です。

なぜなら「みな、尊い存在である」という基本的なことから外れているためです。

 

人は誰もが特別で在りたいし、「選ばれた」と思いたい存在だと思います。

でも、それを自己顕示欲とともに前面に出して「選ばれた人」風で生きていくことは、本人にとっても辛いことだと私は思いますし、それを支持するのもまた辛いことです。

そうでないと安心できないという裏返しだと考えられるため、それは自身の弱さを認められないことだからです。

別に何も持っていなくても、弱くても、選ばれた存在ではなくても、私は価値のある人間であり、あなたもそうである、ということこそが本当の強さだと私は思います(それがなかなかできないからしんどいのですが)。



そして、陰謀論が仮に正しかったとして、生き残った世界は選民思想の人たちだらけです。

その世界を想像してみてほしいのですが、その世界はだいぶしんどい世界ではないでしょうか。

なぜなら、選民思想の人たちは、自分たちが「選ばれた」と証拠づけられる世界を仮に得られたとしても(世界征服ができても?)自分が「選ばれた」とさらに思える方法を探し続けるからです。

あなたとは違うんだよということを保ち続けるからです。

そこに深いつながりはないでしょう。

分断もいとわない方法で「選ばれよう」としてしまう人たちもいるはずなので、犠牲になる人も出るかもしれません。

その犠牲になる人はより力を持っていない人たちでしょう。仲間と思っていた人が次の日には変わっていて、それこそ人を信じられなくなるということもあるかもしれません。

生き残った後の世界のことは当然私などにわかりはしませんので、私はそういう世界を想像してしまいますという話として捉えていただけたらと思いますが、そんなに遠くない気もするのですがいかがでしょうか。



極論。

別に何を信じてもいいとは思います(デマを発信することなどはそれに当たらない)。

でも、その情報源はあなたが本当に大変な時に助けてくれる(そういう義務があることを含め)人・団体・組織から発信されているかどうかを大切にして生きていくことができたら、より安心して生きていけるような気が私はするので(残念ながら数年後に亡くなるのかもしれませんが)助けてくれる(義務のある)人たちの情報を大切にし、ワクチンを接種しました。

大切な人のことを書きましたが「信じないと関係を断つ」系の話で困っている方もおられるかと思います

その場合、上から目線にならず(なっていることを自覚し)でも自分の不安も自覚して話し合うことが大切かと思います。

お読みいただきありがとうございます。

みなさまの健康や今後の幸せを心から祈ります。